【川崎競輪】村上義弘フレームで躍動する菊池竣太朗 連勝で決勝進出決めた
「CTC杯・創刊75周年記念デイリースポーツ杯・F1」(20日、川崎)
A級決勝の中心は菊池竣太朗(27)=静岡・111期・A1=だ。
初日特選5Rは纐纈洸翔(愛知)のまくりに乗って鋭脚発揮で1着。準決4Rは打鐘過ぎに佐野洋継(京都)を叩いて先頭に立つと三浦翔大(宮城)の巻き返しを突っ張って先行勝負。しっかりゴールまで踏み切って逃げ切り1着と連勝での勝ち上がりを決めた。
「動けていますね。準決は三浦さんを出して番手飛び付きも考えたけど、追い上げられて内に詰まるかもしれない。それなら駆けた方がいいと思って踏みました。逃げて1着なので悪くないと思います」と手応えをつかんでいる。
今場所は尊敬する村上義弘氏(引退)から譲り受けたフレームでレースに臨んでいる。「このフレームはやっぱりいい。前検日から初日、初日から2日目とサドル周辺のセッティングをいろいろ試している。最終日の決勝は11Rなので時間がたっぷりある。いいポジションを見つけて決勝に臨みたい。決勝も自力、自在に組み立てる。ライン3人で勝負できるように」と好走を誓った。
12月にはレインボーカップA級ファイナル(5日・伊東)が控えている。現状では来期もA級の菊池にとっては大事な戦いになる。この開催で結果を残して大一番に弾みをつけたい。