【川崎競輪】嶋津拓弥が自分の力で当所初優勝をつかみにいく 「しっかり仕掛けたい」
「CTC杯・創刊75周年記念デイリースポーツ杯・F1」(20日、川崎)
S級決勝は競走得点で最上位の岡崎智哉(大阪)、4人で結束する北日本ラインが人気になりそうだが、地元代表として開催を盛り上げていくのは嶋津拓弥(37)=神奈川・103期・S1=だ。
川崎参戦は2020年5月以来で3年6カ月ぶり。初日特選12Rで3着、準決10Rで1着と久しぶりの参戦でも結果を出した。狙うは川崎での初優勝だ。
「川崎は本当に久しぶり。平塚、小田原はよく呼ばれているんですけどね。準決は前の格清(洋介)君(静岡)が頑張ってくれたおかげ。チャンスをしっかりモノにできてよかった」とカマシ先行で先導してくれた格清への感謝を口にした。
今年は1月の伊東F1で北井佑季(神奈川)の逃げに乗って優勝が1回ある。「伊東の優勝で9月のG2・共同通信社杯(青森)に出場できた。今回は自分の力で優勝して来年のビッグレース出場につながるといいですね」とやる気十分。
中部近畿の連係で並ぶと思われた岡崎智哉と岡本総(愛知)が別線勝負になったことも追い風になりそうだ。
「岡崎君が単騎戦なら何かやるでしょうね。岡本君も前々に攻めていきそう。北日本勢がすんなりの展開にはならないような気がする。自分は展開を見過ぎることなくしっかり仕掛けたい」と他力ではなく自力で勝負するつもりだ。