向日町G3特集・【近畿地区】村上義弘
「平安賞・G3」(9月2日開幕、向日町)
近畿の総大将である村上義弘(47)=京都・73期・S1=が地元記念奪還へ燃える。
今年はビッグレースでの結果が芳しくなかったが、直前のG1・オールスター(平)ではファン投票で選出されたオリオン賞で2着。1次予選2走目で1着をゲットし、準決フリーパスとなるシャイニングスター賞へ進出。そのシャイニングスター賞でも2着に食い込んだ。準決で敗退となったものの、ファンを沸かせるレースを披露した。
3年前に藤木裕(京都)が優勝して以来、結果を残せていなかった近畿勢だが、今回は東京五輪を終え、G1・オールスターでも強烈な走りを見せた脇本雄太(福井)が参戦。その他にも弟の博幸に稲垣裕之(いずれも京都)と近年にない豪華な布陣で地元勢にも覇権奪回のチャンスは十分にある。
その中でも村上義が活躍してこそ、大いに盛り上がるのが向日町記念だ。今年は入場制限があるとはいえ、地元のファンの存在が大きな力になるのは間違いない。競輪界のカリスマレーサーが地元バンクで絶大な存在感を見せる。