【岸和田競輪】「組み立てが課題」も心強い援軍を得た村田祐樹
「デイリースポーツ創刊75周年記念・サテライト大阪カップ・F1」(28日開幕、岸和田)
デビュー当所から先行で名を売っている村田祐樹(富山)=121期・S2。昨年はA級1、2班戦で12回の優勝。特別昇級こそならなかったが、じっくり脚を磨いて今年からS級へ上がってきた。
昇級後は「力不足でまだまだ。全体的にレベルアップしないと」と自身のジャッジは辛口。それでも2場所前の小倉ではS級シリーズで初めての決勝に進出するなど、戦える脚力を見せている。
ライバルに先行力を警戒されて「レースの組み立てをA級の時は考えていなかった。それでもなんとかなっていたけど、その部分を直すともっと戦えると思う」と今後は先行を貫くためにも、レース運びに課題を置いている。
組み立てのうまさはすぐに身につくものではないが、初日9Rは百戦錬磨の山内卓也(愛知)が村田を援護。2車ラインでも心強い援軍を得た。うまく主導権を取るレースでゴール前も中部コンビでのマッチレースに持ち込む。