【岸和田競輪】「岸和田では調子がいい」と久々に初日クリアの脇本勇希

 「デイリースポーツ創刊75周年記念・サテライト大阪カップ・F1」(28日、岸和田)

 近畿コンビの好連係で準決進出を決めた脇本勇希(25)=福井・115期・S2。初日7Rは正攻法からいったんは引くも、鐘前から踏み上げて主導権を奪取。中団のもつれを尻目に逃げて、車間を切って援護していた元砂勇雪(奈良)にはかわされたが、近畿2車でワンツーを決めた。

 近4場所はいずれも初日で予選敗退。「ホント初日が鬱(うつ)で…。何も考えず、気づいたら先行してました」と入念に作戦を考えたわけではないようだが、レースでは体が反応。「サドルを換えて合っていた。周回中から楽でした」と自転車のパーツ交換したのも功を奏したようだ。

 岸和田では1月に参戦した前回こそ最終日に失格したものの、前々回の昨年5月の開催では決勝2着。当所では初日に勝ち上がりで失敗したことがなく「岸和田では調子がいい」と相性は抜群だ。

 準決は11Rに登場し、特選組の林大悟(福岡)と2分戦。相手がライン4車と有利な状況とは言えないが、バンク相性と初日を勝ち上がった勢いで難敵に挑む。

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