【玉野競輪】高尾貴美歌がデビュー初Vへ自在駆け 同あっせんの師匠の前で決める
「デイリースポーツ杯&本田晴美杯・F1」(24日、玉野)
高尾貴美歌(20)=長崎・116期・L1=が、デビュー初優勝を目指す。2日目1Rは3番手で周回。最終1角からまくった中川諒子(熊本)、田口梓乃(山口)を追い上げ、粘り強く2着に食い込み、ファイナル進出を決めた。「中川さんに合わせようと考えていましたが、ダッシュが課題だと改めて感じました」。レース後は反省の言葉が出たが、連日しぶといレースを見せている。
2場所前の防府最終日一般戦で落車。前場所の函館は645着。「函館がダメダメだったので、追い込んで練習してきました」と気合が入っている。今シリーズは師匠の阪本正和(長崎)と同時あっせんで、さらにモチベーションが高い。
決勝は大久保花梨(福岡)、中川の争いが軸になりそうだが、展開がもつれたら高尾にも十分チャンスがある。初Vへ向けて「自在に頑張ります」と力を込めた。