【玉野競輪】「長男が頑張らないと」と競輪一家の佐々木龍に本格化の兆し
「週刊実話&e-SHINBUN杯・F1ナイター」(4日、玉野)
追い込み選手として存在感を増してきている佐々木龍(32)=神奈川・109期・S2。失格点が響いて前期はA級での戦いだったが、12月のレインボーカップ(広島)で勝利してS級に復帰。直前の京王閣F1では準Vと決め脚がさえている。
初日8Rは中団から仕掛けた簗田一輝(静岡)の番手から抜け出して1着。「大西(貴晃)君に気づくのが遅れたけど、反応して踏めた。落ち着いていました」と状態面に不安はない。
父は龍也氏(57期・引退)、弟は真也、和紀(ともに117期)で龍は競輪一家の長男。和紀は負傷欠場中だが、弟の真也は2月の静岡記念で決勝へ勝ち上がるなど、活躍を見せている。「弟がいいときは自分も流れがいい。相乗効果があるし、長男が頑張らないと」と奮起。準決10Rは「同学年で初連係」と言う阿部に乗って鋭く伸びる。