【玉野競輪】「イメージはできていた」単騎で奮闘見せる山田義彦
「週刊実話&e-SHINBUN杯・F1ナイター」(5日、玉野)
単騎で準決11Rを走った山田義彦(36)=埼玉・92期・S2=は先手を取った岡崎景介(広島)のラインを追って勝負どころでは4番手。そこからすかさず内に切り込み、さらにインまくりを放って先頭へ踊り出た。最後は山崎芳仁(福島)にかわされたものの、見せ場十分の走りで決勝へ駒を進めた。
「6番車だし、みんな油断していたんでしょ。イメージはできていたし、6番車は6番車なりの攻めがあるんですよ」としてやったりの表情でレースを振り返った。
カーボンフレームを使って走るPIST6で大活躍を見せている山田。近況は「カーボンと鉄(競輪用)の誤差がなくなって、同じスピードで回せるようになってきた」と相乗効果で本業の競輪でも成績がアップ。再び単騎で臨む決勝は「何人(着を)拾えるかな」と笑いながら話すが、ライバルの隙は逃さすつもりはない。縦横無尽の走りで好配の使者となる。