【高松競輪】山本直 自力のスピード戻って上昇ムード
「高松オリーブ杯争奪戦・F1」(21日、高松)
本来のレースセンスと脚力が戻ってきた。山本直(28)=岡山・101期・S2=が、抜群の内容で予選を突破した。
初日8Rは、3分戦で山本には西岡拓朗(広島)-伊藤大彦(徳島)が付いてライン3車。そのアドバンテージを生かした。打鐘で巴直也(神奈川)-成清貴之(千葉)が先行態勢に入るが、山本はすかさずたたいて主導権を奪取。最終ホームからはうまくペースに入れて快走し、そのまま押し切って1着。西岡-伊藤が続いてラインで上位独占という最高の結果になった。
仕掛けのタイミングはバッチリだった。「前場所の福井3日目で無理やり行って7着だったので、焦らずに走りました」と、うまく自分の形に持ち込んだ。
トップクラスの壁に跳ね返されながらも、着実に状態を上げている。これでF1の予選は3場所連続で1着。上昇気流に乗って準決も突破する。