【高松競輪】川口雄太 気迫の総力戦で突破だ
「吉田実記念杯&CTC杯・F1」(16日、高松)
川口雄太(26)=徳島・111期・S2=が、粘り強く踏み抜いて1着で準決にコマを進めた。
予選6Rは最終ホームから内に詰まるピンチ。しかし、バックで先行した佐々木堅次(福島)の番手から出た根本哲吏(秋田)を目標に踏み上げた。そして、最後は際どく差し切った。
「先行か粘るかを考えていましたが、メリハリのないレースになって…。後ろの室井(健一)さんに申し訳ないです」と組み立てには反省が残る。だが、混戦での強さと勝負根性は発揮した。
近況は成績が上がっていないが、自力をベースにした総力戦が持ち味の26歳。今シリーズから投入した新車の踏み応えも上々で好ムード。準決は宮本(隼輔(山口)が付いて2車。別線は渡辺雅也(静岡)-佐々木雄一(福島)、森山智徳(熊本)-塚本大樹(熊本)、単騎の鈴木庸之(新潟)。相手は強力だが、流れに応じた立ち回りで突破する。