【松山G2】山本伸一が復調宣言 四国アイランドリーグ時代は盗塁王
「ウィナーズカップ・G2」(18日開幕、松山)
この姓名にピンときたらかなりの野球通だろう。山本伸一(35)=京都・101期・S1=は競輪選手になる前に、2006~09年まで四国アイランドリーグ(現・四国アイランドリーグplus)の高知ファイティングドッグスに在籍。登録名を「YAMASHIN」としたこともあった。在籍4年間で3回も最多盗塁を記録するなど、俊足で鳴らしていた。
その後、競輪選手へ転向して101期でデビュー。16年2月には別府でS級初優勝。その後はG1にも顔を出すようになり、S級でパワーを発揮できるほどの実力をつけてきた。だが、昨年秋あたりから失速。先行してはまくられ、まくりに構えては不発というシーンが目についた。
だが、このところは好調。2場所前のG3・名古屋記念は決勝に進出するなど、一時期は102まで下げていた競走得点も、107まで回復してきた。本人も「良くなってきましたわ」とニンマリ。自他とも認めるパワー復活といえる。
初日は3Rに登場する山本。デイリーロゴの椎木尾拓哉(和歌山)を連れて、パワフルに踏み上げて1着奪取をもくろむ。