【松山競輪】窮地を脱した三谷尚子「勝ってみたい」と次の目標を掲げる

 「伊藤豊明×HPCJCデイリー杯・F1」(松山、8日開幕)

 強制引退のピンチから怒濤(どとう)の巻き返しを見せた三谷尚子(38)=愛媛・122期・L1=。シングルマザーで昨年デビューし、話題となったが、当初は「ジャン(打鐘)暴走でした」とタテ脚一本の勝負に徹するも分厚い壁に当たり、競走得点が低迷。昨年下半期で成績が向上しなければ引退のピンチだったが、流れに乗るレーススタイルにチェンジしてからは「3点上がりました」と大きく競走得点を上げ、窮地を脱出。「クビになると思っていた」と言いながらも「練習してきた自覚はある」と懸命の努力が実を結び、選手生活が延びた。

 大敗続きだった頃に比べ、大幅に安定感が増した。「流れに乗れるようにはなったし、勝てるようになりたい」とまだ果たせていない1着ゴールへ意欲を見せつつ、地元開催となる今開催は「まだ松山で決勝に乗れていないので、決勝を目指したい」と勝ち上がりに意欲。初日7Rも流れを的確に読んで車券に貢献する。

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