【松山G3】「おっ、やったなっていうレースを」と決勝目指す林慶次郎
「施設整備等協賛道後温泉杯争覇戦・G3」(9日、松山)
果敢なスタイルでラインを組んだ仲間、そして車券にも貢献している林慶次郎(27)=福岡・111期・S2。2日目7Rの2次予選は正攻法から引いて、打鐘と同時にスパートして先行。「バックから2センターにかけてタレてしまう」とやや末を欠いたが、3着に踏ん張り、壁になっていたG3の2次予選をクリアした。
前場所の別府記念では2日目に9着だったが、S級S班の山口拳矢(岐阜)と真っ向勝負。「拳矢さんと踏み合えたのが自信になった」と成績以上に手応えを得た。今回も初日から臆せずに長い距離を踏んで、力強いレースを見せている。
準決は12Rに登場する。「おっ、やったなっていうレースをしたい」と持てる力を出し切り見せ場をつくるつもり。シリーズV大本命の新田祐大(福島)が強敵だが、坂本健太郎(福岡)のサポートを味方に、積極策での打開を狙う。