【松山G3】「気持ち強く持てば決勝を狙える」と意気込む地元の吉田智哉
「施設整備等協賛道後温泉杯争覇戦・G3」(9日、松山)
厳しい構成を力で乗り越えた。地元の吉田智哉(26)=愛媛・111期・S2=は2日目12Rで3着。本命の新田祐大(福島)にフタをしつつ、打鐘4角過ぎにスパート。タイミングのいい仕掛けを見せた。このレースでは番組の構成上、新田の番手を回れる可能性もあったが、関東勢が主張し、吉田智は原誠宏(香川)を背負ってのレースに。「地元があまり勝ち上がれず、絶対に勝ち上がらないといけないと思って緊張した」と言うが、無事に2次予選をクリアした。
難関を突破して挑む準決11Rは初日に連係してワンツーが決まった真鍋智寛(愛媛)と再タッグ。2日目に連係した原が後位を固めるのも心強い。「自転車と体はマッチしている。気持ちを強く持って臨めたら、決勝も狙えると思う」と意気込む。G3開催が盛り上がるには地元勢の活躍は必須。後輩を的確に援護して、ファイナルの切符をつかむ。