【武雄G3】「声援が多かった」と元佐賀支部の橋本瑠偉が準決進出を狙う

 「大楠賞争奪戦・G3」(11日、武雄)

 走り慣れたバンクで力強く駆けた橋本瑠偉(29)=栃木・113期・S1。初日3Rは「貴志君の後ろから」と初手から狙い通りにレースを運び、勝負どころでは先手を取った貴志修己(和歌山)ラインの後位で中団を確保して2角からスパート。3角では「目が合っていたので逃げながら」坂口晃輔(三重)の厳しいブロックを乗り越えた。最後は番手の佐藤友和(岩手)に差されたが2着でゴール。離れていた3番手の開坂秀明(青森)も追い上げて3着に入りラインで上位を独占。「ラインで決まってよかった」と胸をなで下ろした。

 もともとは佐賀支部だったが、2022年2月に栃木支部へ移籍。「真杉が、同期とか他地区の選手をいっぱい連れてくるんです」と同期でS班の真杉匠(栃木)を中心に練習に取り組み「そこから点数も上がって優勝もできた」と関東の機動型として本格化した。

 今回は選手として下地を作ったバンクで「声援も多かった」とファンの支持も厚い。2次予選7Rも力を出し切り、目標としている準決進出を決める。

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