【競輪】古川貴之に2場所連続優勝の大チャンス 援軍の多さを味方にパワー全開で駆ける
「ミッドナイト競輪・チャリロト杯・F2」(5日、玉野)
前期(1~6月)の競走得点94・97、A級で15位の古川貴之(34)=佐賀・93期・A1=は来期(2019年1~6月)のS級2班復帰を決めている。一時期は予選でも勝ち切れなかったが、最近は初日特選の常連。全国で得意のまくりを披露し、競走得点を上げてきた。
今回も古川はいい動きを見せている。初日特選は赤板から先行態勢に入り、まくってきた加藤寛治(愛知)に合わせて踏み直して別線を完封。加倉正義(福岡)に差されて2着も、力強い脚を見せつけた。準決は赤板で出切り、打鐘3角で先行態勢に入った望月一成(静岡)の番手に潜り込み、最終4角過ぎから抜き去って1着。攻め幅の広さも披露した。
9R決勝は111期生の吉田智哉(愛媛)が怖いが、古川には山崎岳志(佐賀)-加倉正義-中村良二(ともに福岡)と3人も援護がつく。これで気分よく仕掛けられるはず。マイペースに駆けて今年3回目の優勝をもぎ取る。