【名古屋】G2・共同通信社杯 9月16日の推奨レース〈7R〉①中野慎詞
競輪界に旋風を巻き起こしているスーパールキーの中野慎詞(23)=岩手・121期・S2=が、いよいよビッグレースに初登場する。
今年1月に早期卒業生としてデビューするとチャレンジ、A級1、2班戦をノンストップの18連勝でS級に特別昇級。5月にカナダで行われたネーションズカップで落車して右鎖骨を骨折するも、勢いは止まらない。S級初戦となった6月函館F1でも3連勝。S級の高い壁も難なく乗り越えると、新記録となる27連勝をマーク。初のG3だった前場所の青森記念でも準決まで3連勝で30連勝まで記録を伸ばした。
青森記念決勝ではS級S班3人(郡司浩平、清水裕友、吉田拓矢)を前に何もできず9着。初めての敗戦となったが「青森記念の決勝は力を出し切れず負けたことが悔しかった。S級S班の選手は競輪への対応力が違った。勉強になりました。レース後は師匠(佐藤友和)から『たくさん失敗をして成長していけばいい』とアドバイスをもらった。今回もいろいろ経験をして、勝ち上がっていきたい」と気持ちの切り替えは完了している。
自動番組の1次予選は地元の吉田敏洋に前を任された。「地元の吉田さんと決まるように、しっかり自力を出して頑張る」と気合十分。敗戦を糧に成長する中野の連勝街道が名古屋バンクから再スタートする。①⑧、①③流し。