【地方競馬】グレイスフルリープが東京スプリント制覇 武豊で交流重賞3勝目
「東京スプリント・Jpn3」(18日、大井)
開催3日目の11Rで争われ、武豊騎乗で6番人気のグレイスフルリープが逃げ切って交流重賞3勝目を挙げた。2着は4番人気のキタサンミカヅキが突っ込み、3着には先行した3番人気のネロが粘った。1番人気のブルドッグボスは5着、2番人気のニシケンモノノフは8着に敗れた。
今年に入って大井初登場だった武豊の手綱に導かれて、グレイスフルリープが波乱を起こした。キャリア41戦目で、昨年9月には韓国G1も制した8歳馬が、不良馬場をものともせずに逃げ切った。
「スタートが良かったら、行こうと思っていた」と鞍上の作戦に応えて、ゲートから猛ダッシュしたグレイスフルリープ。道中はJRAや南関東の快足馬たちを従えて、気分良く逃げる。直線半ばでは「手応えが本当に良かったので、押し切れると確信した」と名手は振り返った。
管理する橋口師も「内枠でスタートがポイントだと思っていたが、テンのスピードが速かった。強いレースでしたね」と大満足の表情。今後は「馬の状態を見て」と前置きしながら、5月30日に浦和での交流重賞「さきたま杯・Jpn2」(1400メートル)を視野に入れていくと明かした。