【地方競馬】ゴールドドリームがかしわ記念V ルメールの手腕で完全復活
「かしわ記念・Jpn1」(2日、船橋)
30回目を迎えた船橋の最高峰レースは、史上初のナイター開催で行われ、2番人気のゴールドドリームが春のダートマイル王に輝いた。中団待機から直線で先行勢をまとめて交わし、昨年のJRA最優秀ダートホースがG1級3勝目を挙げた。2着は6番人気のオールブラッシュが逃げ粘り、1番人気のインカンテーションは伸び切れずに3着。1~6着をJRA勢が独占した。
管理する平田師が「毎回、問題がある」と懸念していたゲートもクリア。すんなり発馬を決めると道中は中団5番手を追走。うまく流れに乗って、勝負どころでペースアップ。4コーナーからインカンテーションに外から並びかけると、たたき合いを制して逃げるオールブラッシュまで一気にのみ込んだ。 初騎乗で栄冠に導いたルメールは「いいスタートで、いいポジションに付けられた。最後には能力を使ったし、いいポテンシャルがある」と絶賛する。「この馬に乗ることができてすごくうれしいし、またG1で乗りたい」というホレ込みようだ。 平田師は今後の目標について「オーナーと相談してからになるが」と前置きしつつ「秋を見据えて、帝王賞あたりに行こうと思う」とダートの王道を進むことを示唆した。