【地方競馬】1番人気のサクセスエナジーがさきたま杯を鼻差で制覇
「さきたま杯・Jpn2」(30日、浦和)
開催3日目の11Rで行われた交流重賞は、1番人気の4歳馬サクセスエナジーが、最後の直線でのたたき合いで、5番人気のキタサンミカヅキを鼻差制して重賞連勝を飾った。3着には、中団待機から直線で脚を伸ばした9番人気で的場文騎乗のアンサンブルライフが食い込んだ。
ダートの短距離界に楽しみな馬が誕生した。サクセスエナジーは道中、好位のインを追走。3コーナーから進出し、4コーナーでは前団を射程圏に入れる。直線では後方から追い上げたキタサンミカヅキとマッチレースを展開し、最後は鼻差制した。
手綱を取った松山は「3コーナーで外に出したら反応してくれた。最後は接戦になりましたが、馬が頑張ってくれました」とパートナーをたたえた。管理する北出師も「かわされたと思ったが、勝ってくれてホッとしています」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
上昇曲線を描く4歳馬。次走はプロキオンS・G3(7月8日・中京)を視野に入れる。「まだ全力で走っていない。成長の余地を残しているし、鍛え上げていきたい」とトレーナーはさらなる飛躍を期待していた。