【地方競馬】ノブワイルドが習志野きらっとスプリントV 叩き合いを制して重賞V2
「習志野きらっとスプリント・S2」(17日、船橋)
開催最終日の11Rで行われ、ロックバンドTUBEのボーカル・前田亘輝さんが所有するノブワイルドが重賞2勝目を挙げた。3番人気だったが、1番人気のアピアと直線での叩き合いを制した。アピアが辛うじて2馬身2分の1差の2着に粘り、追い込んだ4番人気のヨンカーがさらに鼻差の3着に食い込んだ。
なお、優勝馬は「第26回アフター5スター賞・S3」(8月28日・大井)、「第30回テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3」(9月12日・浦和)、「第53回東京盃・Jpn2」(10月2日・大井)の優先出走権を獲得した。
2018年9月の交流重賞テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3でJRA勢を相手に逃げ切ったスピードはダテではなかった。7歳のノブワイルドがアピアに競りかける強気の競馬で、南関東転入後に2個目の重賞タイトルを奪取した。
まずハナを切ったのはアピアだったが、ノブワイルドの左海誠は手を激しく動かして、3角手前では併走態勢に。そのまま直線を向くと、ノブワイルドは残り200メートルでもうひと伸びして、この距離の絶対王者を突き放した。
「行けるなら行こうと思っていた。直線は多少伸びる感覚だったが、思った通りにさらに脚を伸ばしてくれた」と左海誠。管理する小久保智師は「具合が良かったので二枚腰を使ってくれた」と愛馬を絶賛し、「明日の様子次第」としながらも、来週に地元・浦和で行われるプラチナカップ・S2への連闘も示唆していた。