【地方競馬】タービランスが報知グランプリC制覇 羽田盃以来で3年ぶりの重賞V
「報知グランプリカップ・S3」(20日、船橋)
開催3日目の11Rで行われ、1番人気のタービランスが最後の直線で内から伸びて、3歳時の羽田盃以来の重賞勝利を挙げた。たたき合いとなった2着争いは、逃げ粘った9番人気のディアデルレイが、迫ってきた6番人気のハセノパイロを差し返す形で確保した。なお、1、2着馬は「第64回ダイオライト記念・Jpn2」(3月13日・船橋)と「第31回かしわ記念・Jpn1」(5月6日・船橋)の優先出走権を獲得した。
タービランスが3度目の南関東移籍で約3年ぶりの重賞制覇だ。
ホッカイドウ競馬から移籍した3歳春は、デイリー杯ニューイヤーC2着を皮切りに京浜盃と羽田盃を連勝。一躍ダービー候補になったが、東京ダービーは3着、そしてジャパンダートダービーは出走取消という無念を味わった。
パートナーの森泰斗はこの3歳時も手綱を取っていただけに、「この馬には思い入れがあるし、勝てないときは歯がゆい思いもしてきただけに本当にうれしい」と感激した口調で勝利を振り返った。
レースは先行勢を前に見ながら進め、最後の直線は「運良く内が開いてくれて、素晴らしい伸び。潜在能力はすごいのでこれからも楽しみ」と鞍上は絶賛した。
次走について水野貴師は「脚元に不安がつきまとう馬なので」と慎重だったが、無事にいけば春の交流重賞での活躍も期待できそうだ。