【地方競馬】ゴールドドリームがかしわ記念連覇 ルメールは手腕発揮で汚名返上
「かしわ記念・Jpn1」(6日、船橋)
開催初日の11Rで行われ、2番人気のゴールドドリームが連覇を成し遂げ、エスコートしたクリストフ・ルメール騎手(39)=JRA栗東・フリー=も汚名返上を果たした。直線で先に抜け出した1番人気のインティを差し切り、1馬身2分の1差をつけて快勝。3着には、後方から進出した7番人気のアポロケンタッキーが食い込んだ。
レースが動いたのは3角手前。ドリームキラリがハナを切り、元JRAのコウエイエンブレムが内から2番手、インティは3番手を進んでいたが、その外からオールブラッシュが一気にまくって出た。
インティもこれに応じざるを得ず、一気にペースアップして直線入り口では後続に約3馬身差。しかし、仕掛けどころを我慢していたゴールドドリームが外から徐々に差を詰め、ゴール前残り約50メートルで先頭に躍り出た。
「他の馬が動くのが早過ぎるかと思った。ここは直線が長いし、ラスト300メートルでパワーを出しました」と殊勲のルメール。勝利者インタビューの最後では、5日のNHKマイルC・G1での騎乗停止処分を自ら口にして「競馬はそんなに簡単じゃなく、ミスもある。申し訳ないですが、ちょっと休みます」と苦笑いでファンに語りかけた。
昨年のゴールドドリームは、このレースを勝った後に帝王賞も制覇。管理する平田師は「今年も同じ路線で行きます」と表明した。