【地方競馬】リンゾウチャネルが完勝 今後は南関東に移籍
「楠賞」(14日、園田)
単勝100円と圧倒的な1番人気に支持されたリンゾウチャネルが、終始追うことなくゴールでは2番人気のジンギに1馬身1/2差をつけて優勝。他地区では昨年9月のジュニアグランプリ(盛岡)以来となる重賞制覇を成し遂げた。3着にはジンギから6馬身離れて5番人気のフォルベルスが入った。
「これぞ楽勝」。ホッカイドウ競馬三冠馬のリンゾウチャネルが力の違いを見せつけた。
逃げたアヴニールレーヴをジンギがマークし、リンゾウチャネルはその外を終始楽な手応えで追走した。ジンギが3角手前で先頭に立ち、そのまま直線に入ると2頭のマッチレースになった。
ただ、一杯に追うジンギに対し、リンゾウチャネルの鞍上・五十嵐冬は手綱を持ったまま。そのまま追うことなくゴールした。
「終始手応えは十分でしたし、本当に強い馬。もうちょっと距離はあった方が味が出るでしょうが、スピードもありますからね」と五十嵐冬は相棒の強さをたたえた。
勝利を見届けた堂山芳師は、「この後は船橋の矢野先生(矢野義幸厩舎)の所へ」と同馬の南関東移籍を明かした。地方競馬のスター候補は、今後各地で活躍する姿を披露することだろう。