【地方競馬】サロルンがデイリースポーツ賞・楠賞をV 無傷の7連勝で重賞初制覇
「デイリースポーツ賞・楠賞」(4日、園田)
1番人気に支持されたサロルンが、道中4番手追走から直線で外に出して力強く伸びて差し切り勝ち。デビューから無傷の7連勝で重賞初制覇を飾った。2着には早め先頭から押し切りを図った4番人気のティーズダンクが入り、中団から伸びた5番人気のハナブサが3着だった。
サロルンが初コンビとなる名手・赤岡修に導かれ、世代実績上位の面々を見事に差し切った。
デビューから6戦ハナを譲ったことがなかったサロルンだが、重賞で好勝負を演じてきた相手には行き切ることができす、イン4番手を追走。ラスト3Fで仕掛けたティーズダンクが抜け出して押し切りを図るところを、ゴール前で外からとらえてみせた。夢が広がる素晴らしい勝ちっぷり。地方競馬にがぜん注目が集まる新星が誕生した。
大方の展開予想と違った発馬からの位置取りに赤岡修は「園田は滑ることもあり、1歩目が遅いとも分かっていました。御神本騎手(前走まで騎乗していた)に電話で『賢い』と聞いていたので差す形は考えていました」と想定内のレースとして振り返った。
また管理する岡林光師は「素晴らしい馬だが、まだ一度使うとガタッとくる。今後も馬の調子に合わせてレースを選び大事にしていきたい」と今後を語った。