【地方競馬】デュアリストが兵庫ジュニアグランプリV 逃げ切りで重賞初制覇
「兵庫ジュニアグランプリ・Jpn2」(2日、園田)
グロリアスルカの出走取消で11頭で行われ、好発を決めた1番人気のデュアリストが主導権を握って逃げ切り勝ち。デビューから無傷3連勝で重賞初制覇を飾った。2着には3番手追走から直線伸びた4番人気のレディバグが入り、2番手追走から粘った2番人気のゼンノアンジュが3着。JRA勢が4着までの上位を占めた。
好発を決めたデュアリストが最内枠を利してハナを奪うと、難なく逃げ切った。「プレッシャーがきつくなる前に離したかった」と新パートナーの福永がギアを上げると2番手のゼンノアンジュを引き離し、直線もノーステッキで駆け抜けた。勝ち時計の1分26秒9も良馬場での同レースでは最速だった。
「いいスピードがあり、ダートの短距離舞台で活躍してくれると思う」と福永は将来性に太鼓判。安田隆師に変わって勝利を見守った安田景助手も「強い競馬をしてくれました。まだ緩さが目立つのでどんどん成長してくれると思います」と今後への期待を寄せる。登録のある「全日本2歳優駿・Jpn1」(16日・川崎)も「オーナーとの相談ですが、体調次第で」(同助手)と陣営は視野に入っている。ダート界のニュースターに今後も注目だ。