【しらさぎ賞】ダノンレジーナが接戦制し重賞V2 本橋孝「負けたかなと思った」
「しらさぎ賞・S3」(12日、浦和)
開催3日目の11Rで行われ、ダノンレジーナが重賞2勝目を挙げた。断然の1番人気は3角過ぎからスパートし、ゴール前の接戦を粘り切った。2着は8番人気のルイドフィーネが外から追い込んで鼻差まで詰め寄った。3着には5番人気のライゴッドが入った。なお、優勝馬は「第25回スパーキングレディーカップ・Jpn3」(7月8日、川崎)の優先出走権を獲得した。
ダノンレジーナが直線でスムーズに抜け出した瞬間は楽勝の展開だったが、最後は2着馬に僅差まで迫られた。本橋孝は「ゴールのところでは負けたかなと思った。レジーナが最後、踏んばって首を伸ばしてくれた。レジーナのおかげです」とパートナーをねぎらった。
単勝1・4倍と圧倒的な支持を集めたダノンレジーナは、スタートを決めて好位を追走。3角過ぎから進出して逃げるヴィルトファンに並び、直線では鞍上のアクションに応えて一気に抜け出した。しかし、外から勢いで勝るルイドフィーネが追い込み、鼻差での決着になった。
昨年末の東京シンデレラマイルで重賞初制覇。「一番の魅力はスピード。用意ドンで行った時の速さは負けない。目標が短めなので、そこに向けてプランを立てたい」と小久保智師。素質の高さは実証済みの5歳馬が、さらなる飛躍を目指す。
ルイドフィーネ(2着)「距離がちょっと心配だったけど、まったく問題なく、3~4コーナーもうまくさばけた。それだけに結果は残念だった」(町田直)
ライゴッド(3着)「いい位置の競馬をイメージしていたが、周りも速いのであの位置から。斤量もあるけど、頑張った」(今野忠)
ヴィルドファン(4着)「枠も良かったし、行かせれば行けると思っていた。休み明けでもよく走っている」(張田昂)
ポピュラーソング(5着)「スピードを生かしてという指示で、いい位置が取れた。軽量もあるけど、よく頑張ってくれた」(西啓太)