【プラチナカップ】アンティノウスが重賞初制覇 矢野貴「思った通りの展開になった」

 プラチナカップを制したアンティノウスと関係者
 直線で一気に抜け出したアンティノウス(右)
 直線で一気に抜け出したアンティノウス(右)=撮影・持木克友
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 「プラチナカップ・S3」(22日、浦和)

 開催初日の11Rで行われ、アンティノウスが重賞初制覇を成し遂げた。5番人気は道中で好位につけ、4角で先頭に立つと後続を突き放した。2着は2番人気のダノンレジーナ、3着には4番人気のマムティキングが入った。なお、優勝馬は「第32回テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3」(9月23日、浦和)の優先出走権を獲得した。

 ついにアンティノウスがタイトルを手にした。初めての浦和で、2017年ユニコーンS以来の重賞挑戦。手綱を取った矢野貴は「思った通りの展開になった。ゲートでも落ち着いていて、スタートもうまく出られた」と勝因を挙げた。

 逃げるグランドボヌール、ベストマッチョを追走し、中団のアンティノウスは3角過ぎから進出。「操縦性が良くないので、かからないように気をつけた。“ヨーイ、ドン”では分が悪いので、いいタイミングで仕掛けられた」と鞍上。4角で先頭に立つと、そのまま押し切った。

 管理する藤田輝師は「結構なメンバーだったので胸を借りるつもりだったが、いい感じに行ってしまって驚いている。今後はオーナーと相談して決めたい」と期待を膨らませる。この勢いのまま、さらなる飛躍を目指す。

 ダノンレジーナ(2着)「位置取りは良かったが、スムーズに行きたいところへ突っ込めなかった。もう少しうまく乗っていれば」(本橋孝)

 マムティキング(3着)「この距離くらいまでなら、末脚を生かす競馬ができる。慣れない左回りでも、よく伸びていた」(本田重)

 ミヤケ(4着)「手応え十分で、4コーナーで勝てるかとも思ったけど、他馬も伸びていた。距離は対応できた」(達城龍)

 ベストマッチョ(5着)「先行勢にはきつい流れで、頑張れなかった。返し馬でも活気がなく、暑さを気にしていたのかも」(森泰斗)

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