【アフター5スター賞】3歳馬ワールドリングが重賞連勝
「アフター5スター賞・S3」(7日、大井)
開催2日目の11Rで行われ、4番人気の3歳馬ワールドリングが、優駿スプリントに続いて古馬短距離重賞も制覇した。内から伸びた3番人気のニシノレオニダスが2着に食い込み、1番人気のサブノジュニアは外から伸びたが3着に終わった。なお、1着馬は「第55回東京盃・Jpn2」(10月6日、大井)と「第32回テレ玉杯オーバルスプリント・Jpn3」(9月23日、浦和)の優先出走権を獲得した。
短距離界に新星が誕生した。3歳馬ワールドリングが初の古馬との一戦で完勝劇を披露した。道中は好位でスムーズに追走。4角で鞍上がアクションを起こすと、闘志に火が付いた。馬場の内めから力強く抜け出して勝利を収めた。
手綱を取った張田昂は「初めての古馬との重賞で“どうだろう”という気持ちはあったが、期待に応えてくれて本当にうれしいです」とパートナーをたたえた。
前走の優駿スプリントに続いて重賞を連勝。「この前は初の千二での重賞でしたが、イメージ以上に走ってくれた。きょうは二の脚もこの前よりついた。これからスプリント戦で楽しみです」と期待を寄せる。涼風が漂う大井ダートをトゥザワールド産駒がさっそうと駆け抜けた。
ニシノレオニダス(2着)「状態が良くて自信を持って乗ったけど、勝ち馬にいい競馬をされた。器用さの差かも」(笹川翼)
サブノジュニア(3着)「スタートは行き脚がつかず、道中も付いていけなかったが、それでも直線では一瞬勝つかもと思った。1回使って次は違うはず」(矢野貴)
セイジミニスター(4着)「初めて乗ったけど、返し馬で一発あるかもと思ったほど状態が良かった。南関東同士なら重賞でも」(石崎駿)
クルセイズスピリツ(5着)「逃げがベストだけど、外枠であの形に。それでも番手の競馬ができたのは収穫」(西啓太)
コパノフィーリング(6着)「やっぱり1000メートルがいいのかも。前が速かったけど、悪くない流れだったが」(森泰斗)