主導権を握るロマンスグレーの独壇場だ
「東京湾カップ・S2」(4日、船橋)
断然人気が予想される◎ロマンスグレーには逆らえない。ここも難なく主導権を奪っての独壇場だろう。
デビューから4戦連続して2着と勝ちあぐねていたが、距離を当舞台と同じ船橋1700メートルに延長してから怒濤(どとう)の3連勝。いずれも先手を奪って3馬身、7馬身、そして前哨戦となった前走のブルーバードCが6馬身差。まさに向かうところ敵なしだ。09、10、12年かしわ記念を含むJpn1を9勝した父譲りのスピードをいかんなく発揮している。◎の出走を相手が嫌ってか、頭数も9頭と手ごろ。同型馬も不在なら、ここは勝ち方が問われる一戦だ。
相手もマイブレイブで順当。ここ2走は大井の重賞で4、9着だが、前走は1角で内の馬に外へ張り出される不利も痛かった。地元に戻れば平和賞2着に加え、6走前には◎を相手にゴール寸前で頭差競り勝った実績もある。2着◎と3着馬が2秒5差まで開く一騎打ちでの勝利だった。息の長い末脚が武器で御神本訓とのコンビ復活でどこまで迫るか。配当は低いが、馬単⑥→⑦を厚めに、その裏返し⑦→⑥を少々で観戦料にする。
3連系を買うなら、京浜盃ではマイブレイブ以上に被害を受けたメンタイマヨ。ブルーバードC3着のフレッシュグリーン。ブリンカー装着で変わり身の見込めるイライジャ。前走は内枠でごちゃついたタツノエクスプレスの3着争いになる。