カジノフォンテンが連覇で完全復活だ
「かしわ記念・Jpn1」(5日、船橋)
復調著しい地元◎カジノフォンテンが連覇を決める。
前走の京成盃グランドマイラーズでは2着に敗れ、同レース3連覇こそ逃したものの、確実に立ち直りの兆しをアピールした。昨年のかしわ記念V以降、勝ち星から遠ざかっているが、いずれも敗因は明らかだ。
苦手な暑さに夏バテも影響した帝王賞。十分に間隔を空けて臨んだJBCクラシック(金沢)では、出張馬房周辺での環境の悪さにパニックになり、レース前に戦意を喪失。それらの影響などが、その後まで長引いていたもの。
一昨年の東京大賞典で、当時3連覇を決めたオメガパフュームに首差2着。続く昨年の川崎記念では、そのパフュームに3馬身差をつける逃走V。ここに入れば実績でも断然の存在だ。当時の出来を望むことはまだ酷としても、2週連続でビッシリ追われたケイコの動きからは、かなり状態は上がってきていると判断できる。
マイル戦は全12勝のうち7勝。地元船橋に限れば5勝、2着1回。昨年は4角先頭からソリストサンダーの猛追を鼻差退け、1番人気カフェファラオ(今年フェブラリーS制覇)を1秒1差の5着に沈めた舞台。初対戦になる連勝中のショウナンナデシコは久々の牡馬相手、テイエムサウスダンは距離に若干不安。となれば、昨年の再戦と言っていい。逃げにはこだわらない。そのサウスダンを内に見ながら、自らが自在に動いていける展開の有利さもある。連覇で完全復活だ。単勝⑥。