【地方競馬】佐々木世麗が通算101勝で見習い騎手卒業 最後のYJSに「JRAの芝に乗りに行きたい」
兵庫競馬で初の女性騎手・佐々木世麗(19)=園田・中塚猛=が18日、園田競馬の初日9Rをヴィタフェリーチェで勝利して地方通算101勝となり、3キロ減の減量特典があった見習騎手を卒業した。来週25日からは、女性騎手規定の2キロ減での騎乗となる。
女性騎手として史上最速の通算100勝を記録した13日から9戦目での達成だ。「99勝目から気持ちは吹っ切れた。2キロ減は厳しい。デビュー2年目だが、まだ何も達成していない」と佐々木は気を引き締めた。
レースは騎乗したヴィタフェリーチェがスタートを決めて逃走。「休み明けだったので、行っておこうと。思ったよりスムーズに行けた」と佐々木。そのままマイペースで駆けて、2着に1馬身半差をつけて押し切った。
見習い騎手の卒業で、これからは新人扱いがなくなる。地方競馬とJRAの若手騎手が手腕を競うヤングジョッキーズシリーズ(YJS)への出場も今年で権利を失う。「最後はさみしい。(ファイナルラウンドの)JRAの芝に乗りに行きたい。そのためにも、園田でどうにか」と意気込む。
園田では2022年の西日本地区トライアルラウンド第4戦を9月8日に開催。最高の結果を出して夢を膨らませたい。