【地方競馬】ブリッツファングが兵庫CS・Jpn2制覇 大久保師「こんなに強いとは想定外」

 圧勝で重賞初制覇を果たしたブリッツファング(撮影・中山伸治)
 兵庫チャンピオンシップを制したブリッツファングと関係者(撮影・中山伸治)
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 「兵庫チャンピオンシップ・Jpn2」(4日、園田)

 開催最終日の8Rで行われ、JRA所属で3番人気のブリッツファングが、4角先頭から押し切って重賞初制覇を成し遂げた。2着は勝ち馬をマークした2番人気のノットゥルノ、3着には先行して粘り込んだ4番人気のコンシリエーレが入り、JRA勢が上位独占した。1番人気に支持されたドライスタウトは、スタートで出遅れて4着に敗れた。

 前売入場券完売で、満員の観客から大声援の祝福を受けたのは、伏兵のブリッツファングだった。2着に8馬身差の圧勝。コンビを組む池添は「いいメンバーがそろって強い勝ち方。デビュー前からの期待通り」と納得。管理する大久保師は対照的に「こんなに強いとは…。そこだけは想定外」と驚きを隠さなかった。

 レースは地元・兵庫所属のバウチェイサーが逃げて、コンシリエーレが2番手、ブリッツファングは3番手。「砂をかぶるのがどうかと思い、騎手と相談して好位を取ろうと」と指揮官。向正面からブリッツファングは進出すると最終4角で先頭に。「2番手も強いので、その馬を見ながら。手応えは十分だった」と鞍上。直線に入ると後続を一方的に突き放した。

 2021年の2歳ダート王を破って、ブリッツファングがこの路線の主役に名乗りを上げた。「世界の大レースは千八、二千が多い。自分は中堅の調教師だが、今まででトップクラスの素質。G1を獲れるように」と大久保師。活躍の場は日本だけに限らず、世界にも広げるつもりだ。

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