【地方競馬】川田がラストTCK女王盃を3連覇締め!グランブリッジ差し切りV
「TCK女王盃・Jpn3」(25日、大井)
1番人気のグランブリッジ(牝4歳、栗東・新谷)が道中3番手から直線伸びて重賞3勝目を飾った。鞍上の川田将雅は3年連続の勝利。2番手から一度は直線先頭に立った2番人気のヴァレーデラルナが2着に粘り、中団から脚を伸ばした3番人気のプリティーチャンスが3着に食い込んだ。最後のTCK女王盃は、出走7頭が全着順で人気通りに入線する順当な結果となった。
グランブリッジが図ったように差し切った。昨年のラスト2戦は古馬の壁を破れず連続2着だったが、明け4歳初戦を見事に飾った。
いつも通りダッシュがつかなかったテリオスベルが1周目の直線を使って猛然とハナを奪い、最終コーナーまで隊列はまったく変わらず。ヴァレーデラルナが残り1Fで先頭に立ったところを、狙いすましたようにグランブリッジがゴール前でかわした。
「初めて競馬で乗せてもらったが、リズム良く、スムーズにいい位置が取れて、とてもいい走りでした」と鞍上の川田。今春に調教師に転進する福永祐一から手綱を引き継ぎ、3年連続VでTCK女王盃を締めくくった。きっちり勝利をつかみ「祐一さんが作り上げてきたこの馬と、今後もいい舞台でいい結果を出したい」と抱負を口にした。
1998年から今年で26回を数えたTCK女王盃は、来年から兵庫女王盃として園田1870メートルに舞台を移す。