ケイバ熱盛ブログ「年度代表馬」(10月30日)
デスクから、ようやくお声がかかった。ケイバ熱盛ブログ初参戦の栗東・井上です。俺にも書かせろよ…なんて思いながら、後輩の山本記者が更新するのを、指をくわえて見てましたわ。“取材じゃない取材が一番オモロイ”。これが自分のモットーです。
今年のクラシックは牡馬、牝馬ともに“無敗三冠達成”という当たり年。ワタクシのような50歳手前の記者にとっては、生きているウチに味わえない偉業だろう。
デアリングタクトがジャパンカップに参戦-。その一報に反応した福永Jがこう発した。「年度代表馬、どうなるかな?」。確かに…。コントレイルにデアリングタクト。年度代表馬はほぼ2頭に絞られたようなもの。古馬がJC、有馬記念で奮起しても、無敗三冠を超えるインパクトがあるだろうか。
コントレイルの今後は11月5日に決まる予定。激戦の3000メートルを走っただけに慎重な判断が求められる。JCで三冠馬対決が実現すれば、年度代表馬はすんなりと決まるが、コントレイルがJCを見送った場合は難解だ。デアリングタクトがJCを勝てば、コントレイルは年度代表馬に選ばれないのか?いやいや、有馬記念で初対決?う~ん、どうなるの?
「三冠獲って、年度代表馬にならんかった馬っているんやろか?」。福永Jの素朴な疑問を調べてみた。年度代表馬の選出は54年から始まった。シンザン以降の三冠牡馬6頭はすべて選ばれている。では、牝馬は?過去5頭のうち、その座に就いたのはジェンティルドンナとアーモンドアイの2頭だけ。この2頭に共通するのは3歳でJCを勝ったことだ。なるほどね。
いずれにしても、JC、有馬記念の結果次第だが、記者も一票を投じる身。今年は2頭が年度代表馬に!そんな年があってもええやん、って思ってしまう。