ケイバ熱盛ブログ「なが~い」(11月12日)
7年ほど前から韓流のドラマ、映画、バラエティにハマり、移動にはタブレットPCが手放せない、栗東・井上です。ドラマ『愛の不時着』や映画『パラサイト』で興味を持った人も多いでしょう。トレセンでも調教師、ジョッキー、助手さんからオススメを聞かれます。もちろん、そのお礼に、と馬券情報の入手も忘れません。
とにかく、記憶喪失ドラマの多いこと。興味がある人は、『記憶~愛する人へ~』(16年)や『リメンバー~記憶の彼方へ~』(15年)をぜひ。40代後半のワタクシも記憶力が低下してきました。2年前のコトとなると…ん?あれ?え~っと。思い出せない。
ただ、レースになると話は別。とくにこの馬はよく覚えています。土曜の阪神9Rに出走するダノンマジェスティです。18年の木曽川特別。直線は内へささって悪癖全開でしたが、最後は勝負根性を発揮してVを決めました。気性は激しいけど、能力は相当!次戦を楽しみにしていたら、脚部不安で休養となりました。
待ちに待った復帰戦。今回は約2年4カ月ぶり、中123週になります。馬券的には見送りが賢明?さて、どうでしょう。1週前の4日に4F51秒2の自己ベスト。さらに11日は4F51秒0と、また自己ベストを更新したから驚き。追い切りに騎乗した和田Jも「これだけ長く休んでいるのに、馬の雰囲気は休養前と変わらない」と感心するほど。ただ、「さすがに休みが長すぎるから…」と半信半疑といった様子でした。レース勘が戻っているかがポイントですが、こればかりは走ってみないと分かりません。
ところで、休養期間の記録は-。JRAに調べてもらいました。休養の最長期間は04年のロードスナイパー(8着)で中204週(中1426日で約47カ月ぶり)。約4年ですから、オリンピックの周期ですよ。最長休養のVは93年のタマビッグホープ(500万下)で、中145週(中1013日で約33カ月ぶり)す。ちなみにこのタマビッグホープは2番人気だったから驚き。かつて、トウカイテイオーが364日ぶりの長期ブランク明けで有馬記念を制したこともありました。ホント、馬の頑張りには頭が下がります。