ケイバ熱盛ブログ「ダート王が恐れる2歳馬?」(12月10日)

 こんにちは、栗東・山本です。今週土日の出馬表を見ていると、モズネズコ(日曜阪神3R)にモズタンジロウ(土曜阪神9R)、ミヤジネズコ(日曜中京1R)の名前が。そして、きょう10日の金曜にはミヤジタンジロウ(牡2歳、栗東・川村)がゲート試験に合格していました。鬼滅ウィークなんでしょうか。漫画もアニメもはやりに乗れていないので分かりませんが…。

 さて、話は先週のG1・チャンピオンズC。テーオーケインズは強かったですね。昨年の覇者チュウワウィザードに、同レース史上最大となる6馬身差をつける圧勝劇を演じました。同年の帝王賞とチャンピオンズC(JCダート時代含む)を制したのは史上初。間違いなく国内最強ダートホースと断言できるでしょう。昨年のレパードS(回避)で本命にしようとしていたのが懐かしく感じます。もう手の届かないところに行ったような感覚です。

 管理するのはよく取材させていただいている開業4年目の若手・高柳大輔調教師。歴代の所属馬を改めて見てみると、ソリストサンダーやホーリーブレイズなど、佐藤正雄厩舎から引き継いだ馬を含めてダートのオープン馬がずらり。「砂の名門厩舎」と言われる日が来るかも知れませんね。

 「もう向こう何年かはダート界トップの座は安泰ですね」。そんな高柳大師にこう話しかけると、「いやーどうだろう」と意外にも慎重。それもそのはず、指揮官にはライバル候補として気になる存在がいるようでした。

 「ジュタロウが怖いんだよね」。先月13日の阪神ダート1800メートルで、2着馬に2秒4差をつけて新馬戦勝ちを収めた2歳馬です。確かに勝ちっぷりは圧巻でしたが、6馬身差でチャンピオンズCを勝った調教師も恐れていたとは…。

 ちなみにそのジュタロウは年明けの中京で2戦目を予定。ポンポンと出世街道を歩んでいくのでしょうか。文句なしの砂王と、その指揮官が恐れるジュタロウ。その対決が早くも楽しみです。

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