ケイバ熱盛ブログ「ジワジワ」(9月6日)
先週の札幌2歳S。一昨年はソダシ、昨年はジオグリフとその後の活躍につながる出世レースを、鮮やかな差し切りで勝利を飾ったのは1番人気に支持されたドゥーラでした。
管理する高橋康之調教師にとっては、14年の開業以来39度目の重賞挑戦にして初めて手にしたタイトル。その間に6度の2着があったことからも、待ちに待った瞬間だったに違いありません。
週明けの栗東トレセンでは、すれ違う調教師やジョッキー、関係者などから次々に「おめでとう」の声を掛けられ、笑顔で応じていたトレーナー。実際にゴールした瞬間の心境を聞いてみると、「意外と普通でした」と素っ気ない返事が…。ただ、その後に実感がわき出てきたようで、「レースの日の夜は、(ドゥーラの)担当の子と2人でご飯を食べたんですけど、2人ともいろんな人から祝福のメールが来て返すのが大変でしたね。終わってから、『やっと勝ったんだ』とジワジワと来てます」とのことです。
さらに続けて「奥さんはあとで知ったみたいで、『勝ってるやん』と連絡が来ました。僕よりも忙しいですからね」とうれしそうな師。妻・紘子さんは今年の4月30日に開催された「ミセス・インターナショナル2022」でグランプリを獲得するなど多忙なようですね。
気になるドゥーラのについては「距離の自在性もありそうですからね。桜花賞、ホープフルS、阪神JF?思案中です」と現時点では未定とのこと。今後に注目したいです。(島田)