ケイバ熱盛ブログ「スランプ脱出」(2月4日)
今年に入ってから忘れ物、なくし物が多い。つい先日もワイヤレスイヤホンの右側だけなくしました。予想だけではなく、いよいよ人生もスランプに陥ってしまったのでしょうか。お久しぶりです、栗東・山本ユウキです。中京競馬場から失礼します。
スランプ。ジョッキーで言えば、和田竜騎手がそうだったのでしょうか。昨年の11月19日に勝って以降、およそ2カ月半もの間、勝利から遠ざかっていました。が、ついに、ついに、土曜中京12Rで久々の美酒を味わいました!
騎乗したのは5番人気のアップデート。逃げたヘネラルカレーラを好位でマークすると、直線は一騎打ちに。しぶとく粘ろうとする逃げ馬に、外からジリジリ差し切ろうとするアップデート。最後は和田竜騎手の意地が手綱越しに伝わったのか、グイッと伸びて頭差かわし、連敗を205でストップさせました。
殊勲の和田竜騎手にレース後、お話を伺うと、「なかなかうまく転がらなかったから、しんどかった」と安どの表情。「馬の出来が良かったですし、ゲートも出てくれました。馬は今まで乗った中で一番だと思い、調教通りなら大丈夫だと思っていました」と、陣営の仕上げにも感謝を忘れません。
「まだまだ奥がありそう」と、馬名通りに“アップデート”できそうな4歳牡馬。そして、一種の呪縛から解き放たれた和田竜騎手のこれからにも期待したいところです。