ケイバ熱盛ブログ「引退後の楽しみは」(2月22日)
何だか最近は、自宅にいるより長く美浦で生活している男・刀根です。今週末は引退調教師のラストウイーク。関東は大江原哲調教師がホースマン人生に終止符を打ちます。
個人的な思い出は、記者になって初めて参加したG1の共同会見。15年NHKマイルCにミュゼスルタンを送り出した指揮官が「絶対に勝ちます!」と言い放ったのです。結果は展開に恵まれず3着でしたが、超強気な大江原師の姿がメチャクチャ格好良かったのを覚えています。
雲雀Sを制してオープン入りした厩舎の看板馬・グラスミヤラビ(牝4歳)は、杉浦厩舎に転厩することが決まってます。「厩舎は変わってもオーシャンS(3月4日・中山)は頑張ってほしいね。ここで賞金を加算すれば今後が楽しみになる。京王杯SC(5月13日・東京)なんかは条件が合うだろ?そこで応援馬券を買いたいね」と愛馬の飛躍に思いをはせていました。
最後に残ったホースマンたちに提言を-。「今の調教師には、もっとジョッキーを育てるという気持ちがほしい。デビューした時はみんな同じ実力なんだから。同じだけのチャンスを与えてほしいんだ。いろいろな事情で乗せられないこともあるかもしれないけど、調教師の言うことを聞いてくれるオーナーだってたくさんいるんだから」。引退後は馬主・(株)ORTEGAのマネジャーを務める予定とのことですが、人情派の大江原師らしいコメントには胸を打たれました。