大和広陵1年エース立田が奮投逆転勝ち
「秋季高校野球近畿大会1回戦、大和広陵3‐1滋賀学園」(20日、ほっと)
大和広陵(奈良2位)が滋賀学園(滋賀2位)に3‐1で逆転勝ち。来春のセンバツへ前進した。智弁和歌山(和歌山1位)は龍谷大平安(京都3位)に1‐2で敗れ、2季連続の甲子園は絶望的となった。履正社(大阪2位)は関西学院(兵庫3位)を1‐0で破った。
大和広陵の4番でエースの1年生・立田将太投手が打って投げての活躍をみせた。大和広陵の149キロ右腕は粘り強い投球7安打1失点。先制を許した一回裏、1点を返しなおも1死二塁の場面で打席に立ち、右中間を破る適時三塁打。これが決勝点となった。「初回に失点したので自分でかえそうと思った」と胸を張った。
秋の奈良大会は3試合に登板し26回を無失点。公立校のエースとして旧校名・広陵時代の1985年春以来2度目の甲子園を目指す。若井康至監督(50)は高校時代、天理の二塁手として78年春の甲子園に出場。南陽工との2回戦で津田恒実投手(元広島)から本塁打を放ち勝利した。「立田にも津田さんのような投手になって欲しい」という思いを込めて今夏、南陽工へ遠征。立田も「期待に応えたい」と“炎の投球”で甲子園切符を狙う。