常総学院、4強入りでセンバツ確実
「秋季高校野球関東大会・準々決勝、常総学院6‐5佐野日大」(30日、高崎城南)
準々決勝4試合が行われ、準決勝に進んだ4校が来春センバツ出場を確実にした。常総学院は佐野日大にサヨナラ勝ち。花咲徳栄は六回コールドで圧勝し、宇都宮商、浦和学院は逆転勝ちした。
豪快な2本の放物線が、常総学院の夏春連続甲子園出場をたぐり寄せた。3番・高島翔太外野手(2年)が自身初となる2打席連発だ。初回に先制3ランを右中間に運ぶと、三回にもほぼ同じ場所にソロをぶち込んだ。
今夏甲子園の経験が生きた。2回戦で桐光学園・松井と対戦。左打席から逆方向へ適時三塁打を放った。秋の県大会は長打を狙って不振に陥ったが「甲子園では一番いい投手の外角をはじき返せていた」と原点回帰。練習から逆方向への意識を徹底して復調したことで「内を攻められても自信があった。結果的にホームランになった」という2発につなげた。
5点差を追いつかれたチームも延長十二回、池沢のV打でサヨナラ勝ち。春切符を手にしても高島は「まだまだ貢献できたと思っていない」とどん欲だ。「満足せず優勝を目指していきたい」と関東制覇を宣言した。