関西センバツ確定!戸部主将が5打点
「秋季高校野球中国大会・準決勝、関西11-1岩国」(3日、周南市野球場)
秋季中国大会で決勝進出を決めた関西(岡山1位)が2年ぶりセンバツ切符を手中にした。
関西(岡山1位)が岩国(山口3位)を七回コールドで下し決勝戦に進出。2年ぶり12度目のセンバツ出場を確実にした。第1試合では広陵(広島3位)が岩国商(山口1位)を下した。
勢いは止まらない。2試合連続2桁安打をマークした打線がこの日も爆発。16安打11得点で岩国を圧倒した。
中心は戸部大二主将(2年)だ。初回2死満塁で右中間突破の3点三塁打。二回に中前適時打を放つと、四回にも右犠飛。2安打5打点に「勝利に貢献できてうれしい」と笑みがこぼれた。
大けがを乗り越えた。9月中旬にノックの打球がアゴを直撃し骨折。2週間の入院生活を強いられた。病院では口が動かないように固定。食事は流動食のみとなった。68キロあった体重は、一気に5キロ減った。
10月中旬に復帰するとティー打撃で1日300スイングを自らに課した。「野球がやりたくて仕方がなかった」。黙々とバットを振り、遅れを取り戻そうと努めた。
決勝戦は広陵と対戦する。戸部主将は「新チームの目標はこの大会での優勝。負けたくない」と力を込めた。