京都翔英に吉報「超攻撃野球見せる」
「第85回選抜高校野球大会」(3月22日から13日間、甲子園)の出場校選考委員会が25日、大阪市内で行われ、記念大会のため、例年より4校増の出場36校が決定した。
学校創立30周年の年に舞い込んだ、甲子園初出場の一報。京都翔英を率いて8年目となる太田弘昭監督(40)は近畿大会1位という実績にも「それより神宮での1回戦負けをバネに、すべてでレベルアップして超攻撃野球を甲子園で見せたい」という。
少林寺拳法を校技とする同校。教えの一つ『自他共楽』という言葉が「半分は自分、半分は他人の幸せを望む、というものが野球にも通じ、役立っています」と太田監督。
攻守の柱となる榎本和輝投手(2年)は、秋の府大会こそ右肩痛で登板がなかったが、近畿大会ではMAX139キロ、通算21本塁打の能力を発揮し、チームを優勝に導いた。プロも注目する榎本は「まだまだ完全じゃない。選抜までに球速も上げ、少林寺で学んだ集中力で戦いたい。まず1勝」と話し、その1勝を足がかりに頂点を伺う。