岩国商・高橋、力んだ…無念の逆転負け
「センバツ・2回戦、山形中央6-2岩国商」(27日、甲子園)
初戦の履正社戦で5安打完封した岩国商の左腕、高橋由弥投手(3年)が打ち込まれた。五回に4連打を浴びて逆転を許すと、その後も失点を重ねた。「気持ちが前へ出すぎて力が入った。抜け球が多く、甘く入ったところを打たれた」と肩を落とした。
打線も山形中央を上回る13安打を放ちながら、拙攻で2点しか取れなかった。中内監督は「なかなか打線がつながらず、決定打がでなかった」とため息。七回に1点を返し、なおも1死一、三塁の好機に点を取れなかったことを悔やんだ。
山形中央のビデオを入手できず、「試合のスコアブックを見たり、知り合いの人から聞いた情報を基に(山形中央の)イメージをつくった」という中内博和監督(42)。十分な対策を立てられなかったことも影響したようだ。