浦学・高田3戦連発!史上2人目の快挙

 「センバツ・準決勝、浦和学院5-1敦賀気比」(2日、甲子園)

 主砲の豪快弾が初決勝への号砲だ。浦和学院・高田がまた打った。先制された直後の初回2死一塁から初球のスライダーを強振すると、打球は左中間スタンドへ。3戦連発となる逆転2ランで流れを引き戻した。

 3試合連続弾は01年の下野(東福岡)以来、2人目。1大会3発も清原(PL学園)、松井(星稜)らに並ぶタイ記録だ。名だたる強打者と肩を並べたが「全然、意識はない。自分はホームランを打つバッターじゃないので」と、淡々と振る舞った。

 本当は熱い男だ。それが裏目に出て、昨秋の神宮大会後に主将の座を下りたが、精神面をコントロールする重要性を学んだ。最近では、イチローに関する本を読んで勉強。日常生活から野球につなげる集中力を養っていると知り、同様に心がけてきた。ひと振りで仕留める勝負強さに磨きがかかった4番に、森士監督(48)も「集中力はもともと高い。熱い性格が、いい形で出れば変わると思っていた」と成長を認めた。

 森監督によると、自身の公式戦通算400勝。節目の勝利で大旗に手をかけた。選手全員が毎日つける野球ノート。高田のノートの1ページ目には「日本一になる」と記されている。4戦連発の新記録がかかるが「それは考えずに勝つ。あしたは野球人生をかけてやりたい」。秘めていた熱さがほとばしる言葉で初優勝を誓った。

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