プロ注目の習志野・松山が豪快120m弾
「高校野球春季千葉大会・3回戦、習志野6‐5千葉明徳」(1日、ゼットエー)
昨秋県王者の習志野が延長十一回サヨナラ勝ちで8強入りした。プロ注目の松山大志投手(3年)が、阪神、DeNAなど6球団のスカウトが視察する中、本塁打を含む2安打を放った。
3点を追う四回無死一塁。内角直球を強振すると、打球は一直線に左翼席芝生の最後方で弾んだ。推定120メートルの豪快弾。「内角に来たのでさばいた感じ。今年は長打を意識しなくてもさばければ入るようになった」と、納得の表情で話した。
1年夏の甲子園でも4番に座った182センチ、83キロの右の大砲。冬場は前年の倍以上のウエートトレをこなし、体の安定感が増した。阪神の菊地スカウトは「長打力がある打撃は楽しみ」と評価した。元阪神・金本知憲氏があこがれという。昨秋は関東大会でコールド負けしただけに「春は絶対優勝して関東でリベンジしたい」と力を込めた。