堀越・安西が大荒れ9四死球も初戦突破
「高校野球・東東京大会2回戦、堀越5‐1高島」(11日、江戸川)
東東京は、地区割り変更で西東京から移った堀越が高島に勝ち、東東京で初勝利を挙げた。
堀越のプロ注目左腕・安西拓人投手(3年)が、粘りの投球でチームの初戦突破に貢献した。9四死球と荒れた内容に「初戦で変に緊張した。四球を出さない方なのに」と苦笑したが、要所を締めて八回途中まで3安打1失点。最速136キロの直球とスライダーで8三振を奪い「調子自体はよかった。途中で修正できた」と収穫を挙げた。
緑が丘中(神奈川)時代は、相模原南シニアに所属。村中(ヤクルト)の後輩にあたる。シニア在籍時、練習場を訪れた先輩左腕から授かった「歩幅を狭めて、腕を体の近くで振れ」という“金言”は、現在のフォームの礎となっている。
この日は、中日など3球団のスカウトが視察した好素材。打っても六回に同点適時打を放った。地区割り変更で、東東京に移っての1勝にも「西も東も変わらないです」と、上だけを見据えた。