大阪桐蔭・森友、開幕18歳誕生日星だ
「全国高校野球」(8日開幕、甲子園)
組み合わせ抽選会が5日、大阪市内で行われ、前年優勝の大阪桐蔭は第1日第2試合で日本文理との対戦が決まった。試合が予定されている8日は、プロ注目捕手の森友哉主将(3年)の18歳の誕生日。自らバースデーゲームを引き当て「開会式で優勝旗を返還し、いい試合をしたい。今までで一番いい誕生日になるかも」と誓った。地元・兵庫の西脇工は第4日第4試合で石見智翠館と対戦する。
くじを引いた森友自身が一番驚いていた。「予想していなかった。ビックリ。自分としては3日目くらいがベストかなと思っていたが…」と苦笑いした。
甲子園を知り尽くした大阪桐蔭にスキはない。「甲子園の開幕に合わせて準備をしてきたので大丈夫。大阪大会で思うような結果が出せなかったので、甲子園は頑張りたい」と表情を引き締めた。
開幕日の試合は吉兆でもある。春夏連覇を達成した昨年のセンバツも、開幕日の試合で花巻東に勝ち、頂点まで駆け上がった。森友も1番・捕手で3打数2安打1得点。切り込み隊長としての役割を果たした。
相手の日本文理とは現チームでの対戦経験はないものの、過去には中田翔投手(現日本ハム)がいた07年センバツ1回戦で対戦し、7‐0で勝利している。西谷浩一監督(43)は「準優勝経験があり、いいチームという印象」と話した。
森友が「今までの誕生日で、印象的な出来事はあまりない。今年が一番いい年になるかも」と笑うと、西谷監督に「まず勝たなあかんやろ」と肩をたたかれるひと幕も。「センバツは悔しい思いをしたので、夏はリベンジしたい。チーム全員の気持ちも上がってきているので、初戦に爆発させたい」と誓った。