日大山形、土壇場逆転で県勢初4強入り
「全国高校野球・準々決勝、日大山形4‐3明徳義塾」(19日、甲子園)
準々決勝4試合が行われ、日大山形が明徳義塾に逆転勝ちし、山形県勢としては初の4強入りを果たした。花巻東も鳴門に競り勝った。東北勢がベスト4に2校残ったのは、1989年の仙台育英(宮城)、秋田経法大付(現・明桜)以来24年ぶり。前橋育英は九回2死から2点差を追いつき、延長十回サヨナラ勝ち。延岡学園も富山第一と接戦の末に延長十一回サヨナラ勝ちし、宮崎県勢48年ぶり、同校初の準決勝進出。20日の休養日を挟み、第13日の準決勝が行われる。
3度リードを許す苦しい展開だったが、懸命な粘りが終盤の逆転劇を呼び込んだ。1点を追う八回、日大山形は峯田隼之介外野手(3年)の左中間突破の適時三塁打で同点に追いつくと、奥村展征内野手(3年)は敬遠。続く吉岡佑晟内野手(3年)が右前へ値千金の勝ち越し打を放った。
「相手投手が自信を持って投げてくるストレートを狙っていた。振り負けないように、しっかりと叩くことができた」と峯田が胸を張れば、吉岡は「この1年間、ずっと奥村が敬遠された後、自分は打つことができなかった。最後の大会で結果を出せてうれしい」。一塁ベースで力強いガッツポーズを繰り出した。
その裏、1死満塁の大ピンチを迎えたが、エースの庄司瑞投手(3年)が、相手スクイズの2度の失敗にも助けられて無失点で切り抜けた。3戦連続の完投勝ち。「みんなが声をかけてくれて、マウンドで初めて泣きそうになった。みんなに支えられた」と感謝した。
06年に日大山形の先輩たちが成し遂げた8強を上回り、県勢としては初の4強入り。日大三(西東京)、作新学院(栃木)、明徳義塾と歴代優勝校を撃破しての快進撃だけに価値がある。
今年6月、仙台育英(宮城)との練習試合で3‐11と大敗した。荒木準也監督(41)は、戦う前から強豪校に“名前負け”していた選手を帰りのバスから途中で下ろし、約20キロの山道をランニングで学校まで戻らせた。そんな“荒療治”も功を奏しての大物食いだ。
「山形は弱いという印象を変えたかった。ベスト4という目標は達成できたが、ここまで来たからには、塗り替えられない記録を作りたい」と奥村主将。全国制覇へピタリと照準を合わせた。
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